こんにちは、SHINです。
前回に引き続き、ブラック企業で働くあなたをサポートする記事を書いてみました。
今日は、この2つの言葉についてお話しいたします。
- PTSD:心的外傷後ストレス障害
- PTG :心的外傷後成長
ブラック企業で働くと、小さなストレスを長期間受けたり、瞬間的に大きなストレスを受けたりします。そして、心や体を病み、長期欠勤を余儀なくされる人を私は何人も見てきました。
しかし、
会社はあなたを絶対に助けません。
病院も薬を渡して症状を和らげるだけ。治ったと思い会社に復帰しても、また同じことを繰り返すだけです。
結局は、
あなたのことはあなた自身で守るしかありません。
そこで、ストレスにうまく向き合うため、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)と
PTG(心的外傷後成長)
この言葉を知っていただきたいのです。
困難な経験や強いストレスは、あなたを強くすることがあります。トラウマになるとは限らないのです。
というわけで、本題に入ります。
PTSD、PTGとは
2つの言葉の意味は?
PTSD
- PTSD:心的外傷後ストレス障害
人生において極めて困難な経験をすると起きる障害です。いわゆるトラウマです。これにより、眠れない、食べられないなど、心や体に重度な生活機能障害が起きます。
主に、戦争、災害、虐待などの経験がきっかけとなります。
PTG
- PTG:心的外傷後成長
人生において極めて困難な経験をしたにもかかわらず、良いかたちで変容(成長)すること。
実は基準もありまして、
『自己をとりまく状況への気づき』、『自己能力の発見・確信』
これで測るそうです。

困難な状況を健康な状態でただ乗り越えればよいということではありません。
困難な状況を通じ『自分の置かれている現状に気付く』または『自分が持っている力に気付く』、これがPTGなのです。
そう考えると、人生の中でPTGってけっこう経験していますよね。いろんなことをすでに乗り越えているということを再認識する必要もあります。

東日本大震災で辛い経験をした子供が『人と人の絆』に気付くのもPTGじゃな。
ストレスが成長につながることもある
よくテレビで災害などによるPTSDのことをたまに聞きますが、PTGのことはほとんど聞きません。
マスコミの報道だと、困難な経験によりPTSDだけが起きているように感じますが、実際は違うのです。
ある調査によると、
このような報告を得たそうです。
ようするに、
『強いストレスが人を強くする』
ということもあるのです。
さらに別な調査によると、
このような報告を得たそうです。
PTSDとPTGの発生率は半々で、決してPTSDだけが起きているわけではありません。
もし【強いストレス=PTSDが生じる】と思っている人がいたら、今すぐ考えを改めてください。
あなた次第でPTGが生じることもあるのです。
人間は危険から身を守るため、本能的にネガティブなものを見るようにできています。それを利用して視聴率を取るのがマスコミです。視聴率の取れないPTGというポジティブな話しなんてするわけありません。
なので、情報は正確に収集しましょう。PTSDにばかり目を向けると、自分の可能性を狭めることになります。PTGの存在をしっかり理解し、どのように生きるとPTGを生じやすくなるのかを考えるほうが健全です。
PTGが生じやすい思考
一言でいうと、
【成長思考】です。
この思考を持っている人たちは、常に『何かを学びたい』『成長したい』という気持ちで生きているため、大きな困難や強いストレスを受けても、それを自分の糧にしようとします。
しかし、これとは逆の【固定思考】を持っている人たちは、自分の能力を固定的に考えるため、人生で困難なことやつまづきが生じると、『もうダメだ、これ以上できない』と諦めてしまいます。
以前、別な記事で目標の立て方についてお話ししましたが、
その中で、『立場』と『行動』について触れました。
[例]
◆立場を求めた場合 → 科学者になりたい
◆行動を求めた場合 → 科学をしながら生きたい
【固定思考】というのは、『立場』を求めることです。
【成長思考】というのは、『行動』を意識することです。
あなたの心ひとつで、人生の困難を乗り越える可能性が広がるのです。
最後に
何かを失敗したり、失ったり、心や体を病んだらそれで終わり・・・
そんなことはありません。
あなたが『やりたいこと』を追及したり、『何かをしたい』という気持ちを大切にしていれば、大きなストレスを受けてもPTGを生じやすくなります。
普段から好奇心を持って好きなこと、新しいことを楽しく学び、成長の喜びを感じながら生きましょう。
そして、早くブラック企業をやめて、限られた時間を有意義に使いましょう。
決して無理はしないでください。
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