どうもです、SHINです。
PEライン 12ブレイド(150m/0.8号)を2240円(※2019年10月の価格)で購入しちゃいました♪

めちゃめちゃ安いです!
最近、釣具屋さんでちらほら見かけるようになったPEラインの12ブレイド(12本編み)。
今までラインに相当お金を費やし、そして吟味してきた私としては、かなり心がときめきます!
現在、私は8ブレイド(8本編み)のPEラインをメインで使用しており、これでも十分満足しております。しかし、ついに12ブレイドの時代がやってきたのです! 技術の進歩には感心するばかりです。はたして12ブレイドに私は満足できるのでしょうか・・・。
今日はシマノのPEライン『PITBULL 0.8号 150m』についてお話をしてみたいと思います。
シマノ PEライン“ PITBULL”とは
2018年にシマノから発売されたPEラインです。『IZANAS』という超高強力ポリエチレン繊維の原糸で編まれております。ブレイドは4ブレイド、8ブレイド、12ブレイドの3種類がラインナップ。その中でも12ブレイドは『TOUGH CROSS 2』というシマノ独自の工法で編みこまれ、“強さと低伸度”を実現しました。
IZANAS とは
以前は『Dyneema』と呼ばれておりましたが、2016年から“東洋紡”独自の商標『IZANAS』に変更されました。原糸供給から製造までを一貫して日本で行っています。
IZANASは有機繊維としてはかなり強く、東洋紡のHPによると、ピアノ線の約8倍の強さを持つそうです。また、光や薬品への耐久性に優れ、吸水による劣化も無いため、水回りのロープなどの用途に最適です。
TOUGH CROSS 2 とは
12ブレイドのみに採用されている工法です。
『VT工法』+『TOUGH CROSS』=『TOUGH CROSS 2』
です。
- VT工法
長い距離のラインを作る際、ヨレ溜まりを防いで強度を均一化する工法。もし、糸のどこかにヨレ溜まりが生じていると、魚がかかったときにそこから切れてしまいます。
- TOUGH CROSS
絞めこみながらラインを疎編み化していくことで“強力や低伸度”を実現する工法。これにより、糸の表面硬度が上がりラインにややコシができ、ライントラブルを防止します。
ラインのコシというのは、こういうことを言います↓
ラインが立っているのがわかりますか?
ラインにハリやコシがあると、ある程度形状を維持できるようになります。こうなることで、ルアーが飛んでいる最中のラインのバタつきを防止し、ガイドへの絡まりを軽減させます。
他社12ブレイドとの価格比較
『シマノ PITBULL 12』と『ダイワ モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si』を比較してみました↓
号 | 長さ | PITBULL 12
(円)/lb |
モアザンセンサー 12
(円)/lb |
0.6 | 150 | 3450/13.9 | 7400/13 |
0.8 | 150 | 3450/18.3 | 6500/16 |
1.0 | 150 | 3450/23.4 | 6300/22 |
1.2 | 150 | 3450/28.4 | 6300/27 |
1.5 | 150 | 3450/36.2 | 5700/31 |
2.0 | 150 | 3450/43.7 | - |
一目でわかるのが、なんと言っても価格。PEラインを普段から使用している方はわかると思いますが、シマノのPITBULL 12は驚きの安さです!他社の8ブレイドPEと同じくらいの価格で12ブレイドPEを手にすることができるのです。

超高級ラインだった12ブレイドPE!
使える日がついに来たんだー!!
(超たのしみです♪)
ちなみに、リールに巻いた感じですが、すごくツルツルしてしなやかなのに、コシとハリがちゃんとあります。リーダー結束部は少し硬めの印象です。ガイドに干渉しないかどうか、後日の釣行で確認してみます。
強さについても 0.8号=18.3lb というのは、他のメーカーと比べて最高クラスです。昔から、0.8号のPEラインのlb数は、基本16lbというのがほとんどですが、PITBULL 12はここが違います。
PEライン購入の際は、lb数も気にして購入してみてください。
12ブレイドのメリット・デメリット
メリット
- 引っ張り強度が増す
- 糸の伸び率が減り、魚のあたりやボトムの形状が感じやすくなる
- 原糸が細く、ガイドに触れたときに糸鳴りしなくなる
- 原糸が細く、水なじみが良くなる
※例えるなら、4本編みは4角形、8本編みは8角形、12本編みは12角形。12本編みの方が円に近くなるため、水抵抗が少なくなる
デメリット
- 原糸が細いため、ラインがしなやかになりガイドに絡みやすくなる
- 原糸が細く毛羽立ちやすい
- 価格が高い
※PITBULL 12はTOUGH CROSS 2工法により、デメリットであるライントラブルと毛羽立ちを減少させております。理論上の話なので、実際使ってみないとわかりません。価格も他社より格段に安いです。
最後に

PITBULL 12のレビューは、次の釣果報告でさせていただきます。
実は、すでに友人がPITBULL 8でスモールマウスバスの50upを釣っております。ということは、理論上、PITBULL 12を使えば私の方がもっと大きな魚を釣ることができるはずです!
よし、がんばろう!!
◆友人が50up釣った記事↓

◆私がPITBULL 12で怪魚を釣った記事↓
それにしてもこのライン、かなりの安さです。これで使用感が良ければ文句なしです。
私がPEラインを使っていて一番気にしているのは
- ライントラブルと毛羽立ちが少ないこと
- リーダー結束部のなめらかさ
- 視認性が良いカラーかどうか
これがクリアできれば、今後はPITBULL 12をメインラインにしようと思います!
PITBULL 12、いかがでしたでしょうか。
PEラインはフロロやナイロン比べると、かなり長持ちします。色が落ちて劣化してきたら、糸をひっくり返すと良いです。ようするに、リールの内側に巻かれている部分を表に出すと、劣化していない糸が表面に出ることになります。これは、2度使えるということを意味します。なので、PEラインを購入するときは、2度使うことを想定し、最低でも150m巻きを購入することをお勧めします。海釣りなどで常に遠投する人は、200m巻きでも良いと思います。
ちなみに私は、よほどのことがない限りPEラインを1年以上使用しております。その代わり、リーダーはこまめに付け替えます。PITBULL 12はネットで購入すると2000円台とかなりお安いので、使用感が良ければ家計的にも釣り的にも本当に助かります。
釣り具は日々進化しています。みなさんもアンテナを立てて常に情報収集してください!
というわけでみなさん、もっと釣りしよっ!!