休日に遊ぶと罪悪感を感じる人へ。ちゃんと遊ばないと・・・。

Mental

どうもです、SHINです。

せっかくの休みなのに、仕事や家族のことが気になり釣りに行きづらい。それでも強くこみ上げる釣りへの欲求。思い切って釣りに行ってみたけど、なんだか気分が晴れない。

このようにストレスを溜めている人は多いのではないでしょうか。

よく『仕事だからしょうがない!』とか『釣りはただの遊びなんだから・・・』という言葉を耳にしますが、すごく嫌な響きですよね。違和感しか感じません。

逆に、この言葉の中から、遊びが罪悪感になってしまう原因や解決方法を見出すことがでそうなので、今日は二つの文献を参考に遊びの正当性について話をしてみたいと思います。

みなさんには心から釣り(趣味)を楽しんでいただきたいですからね♪

参考文献

  • 五輪書(著者:宮本武蔵)
  • 最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~(著者:鈴木祐)
SHIN
SHIN

私も “遊びに罪悪感を感じる派” でした。しかし、それは過去のこと。その後、何度も自分と向き合い、いろいろと勉強し、今は遊びを正当化しております♪

遊ばないとどうなる?

結論から言うと、

遊ばない人は幸福度が下がります

心理学者のレネ・プロワイエ博士が4100人に行ったインタビューで、『人間の遊び心は幸福度と高い相関がある』と結論付けております。

それと、動物実験でアカゲザルの子供から遊びを奪ったところ、子ザルは好奇心を失い檻の隅でちぢこまるという現象が起きております。

《 動物実験の詳しい内容 》

2011年にアメリカ国立衛生研究所で行われた動物実験で、アカゲザルから遊びを奪うというものです。具体的には、子ザルを年寄りザルの群れで育てます。年寄りは体力がなく子供の遊び相手ができないので、子ザルはひとりで遊ぶようになります。数年後、子ザルを普通に育ったサルの群れにはなしたところ、檻の隅にちぢこまったまま動かなくなったそうです。普通は新しい環境にはなすと好奇心旺盛に探索するはずなのですが・・・。

『最高の体調』の著者も言っておりますが、サルの実験結果を人間に照らし合わせるのはちょっと危険かもしれません。ですが、同じ哺乳類として共通点はあるのではないかと私は思います。

SHIN
SHIN

『釣りはただの遊び』だなんて言えないですね。

人間にとって “遊び” がどれだけ大事なのか、DNAを辿るともっとわかります。

人間の祖先にとって遊びとは

まずはじめに、人間の祖先がどのような生活をし、その中で遊びをどのようにとらえていたかを理解する必要があります。そこに、私たち現代人が受け止めるべき遊びの意味があるはずです。

私たちを形成しているDNAについて

最新の研究によると、現在の人類の基礎が形成されたのはおよそ680万年前~700万年前とされており、その頃に狩猟採集生活がはじまり、1~2万年前にようやく農耕生活に切り替わりました。

では、現代人が電気を発明し、インターネット、スマホを使うようになってからどのくらいの年月が経ったのでしょうか? 言うまでもありません。私たちのDNAは農耕生活よりさらに前の、狩猟採集生活の頃のDNAで形成されているのです。

となると、狩猟採集生活を行っていた祖先にとって、遊びとはどんな感覚だったのでしょうか?

アフリカ狩猟採集民族にとっての遊びとは

さすがに約600万年前にタイムスリップすることはできませんが、その頃の生活を今でも残している部族がいるので、その部族の調査結果について話します。

《 調査内容 》

ボストン大学のピータ・グレイ氏がアフリカのカラハリ族やナロ族を対象に調査を行ったところ、

たいていの部族は子供が4才になったころから積極的に遊ぶように働きかけ、夜明けから日暮れまで仲間と好きに過ごすように指示。その間は完全に放任で、大人は子供のやることに口を出さず、大人をまねて猛獣を狩りに出かけようが何しようが自由です。

14~15才になるとようやく子供たちは大人の狩猟に同行できるようになります。

4才から約10年間、彼らは遊ぶことで徹底的にゲーム感覚を叩き込まれます。そして、大量のユーモアと遊び心を手に入れるのです。狩猟採集民族にとっての遊びとは生活するということ(遊び=生きること)なのです。

よって、彼らの社会には『重労働』『苦役くえき』といった概念が存在せず、日々の狩りや移動生活などのハードワークを負担だと考えていないことが知られています。

おわかりになりましたでしょうか。この感覚が何百万年もの間、DNAに刷り込まれできたのです。文明が起きてたかが数千年、書き換えられるわけがありません。

現代人は遊ばなければ、幸せな生き方ができないということです。

魚せんせい
魚せんせい

そういえば、宮本武蔵はこんなことを言ってましたよ。

『諸芸・諸能までも、思い思いに稽古し、こころこころにすくものなり

それぞれ、思い思いに稽古し、こころにまかせてたしなむものである。

という意味です。『嗜む』とは、何かを好んで親しむということ。すなわち、好きなことをするということです。好きなことをするって、本当に大切なことなんですね~。

ここまで科学的根拠を提示してもなお、こう言う人たちがいることでしょう↓

『それは言い訳だ!』『仕事だからやるしかない!』『しょせん釣りはただの遊びだ!』

現代社会における『仕事』と『遊び』の捉え方

そもそも仕事って何?

【 仕事 > 遊び 】

↑このように、遊びより仕事が重要という数式を持っている人はいませんか?

ここで『仕事』の語源についてちょっと調べたのでご覧ください↓

《『仕事』の語源 》

『しごと』とは、本来『すること』からきていると言われております。江戸時代に「する(為る)」を「仕る」にして、『仕事』となったようです。なので、本来の意味は、ただの『すること』『やること』『To Do』ということなのです。

『仕事』←この言葉、江戸時代にできたんですよ!

たかが数百年前にできた概念に、600万年前からあるDNAが縛られているのです。そりゃあ苦痛ですよね。

『仕事だからしょうがない!』なんて言葉、人間には通じないのです。こんなことを言われたら、かまわずスルーしてください。

魚せんせい
魚せんせい

ここまでエビデンスが揃ってても『仕事だからしょうがない!』という人は、

ダニング=クルーガー効果ですね。

時間があるときにググッてみて下さい♪

『仕事』を『遊び』に近づける

『遊び』の重要性は理解できたかと思います。なので、休日に時間があるときは、積極的に釣りや趣味に没頭してください。そこで得られるユーモアと遊び心は、みなさんのライフスタイルを豊かにします

とは言っても、仕事をしてる時間は人生の中で長いですよね。そこで “仕事” を少しでも “遊び” に近づける必要があります

まずは狩猟採集民族の遊び(仕事)と現代人の仕事の差異について調べてみましょう。

《 狩猟採集民族の遊び(仕事)》

→ ルールがシンプルで結果がすぐにフィードバックされる。

[例]狩りに出れば獲物を獲得できるかどうかすぐ判断できる。弓矢を作ればその場で性能を試せる。家を建てれば半日でできる。

《 現代人の仕事 》

→ ルールが複雑で結果がなかなかフィードバックされない。

[例]たいていのプロジェクトは結果を出すのに数か月以上かかる。顧客から信頼を得るために何度もコミュニケーションをとる。ひとつの仕事を覚えるのに数年かかる。

ようするに、石器時代と現代の差は、コレです↓

心理的な未来の距離

もう少し噛み砕いて言うと、現代人のやっていることは、なかなか結果が出ない。目標としている未来にたどり着くまで時間がかかる。未来が遠く感じるということです。

人間は、何かをシンプルにこなし、しかも結果がすぐにフィードバックされないとダメなんです。人間は待てない生き物なのです。

極端な話し、『今』にしか生きられないのです。

未来を近づける方法

  • ルール化

→ 達成するまでただ漠然と仕事をするのではなく、

『1番目に〇〇をする。2番目に△△をする・・・』といったように、遠いゴールまでの間に小さな目標をいくつも作り、未来を近くする。

  • イフゼン(If-Then)プランニング

→ たとえば、『22時になったらスマホを見ないようにする。』といった感じで『もしAが起きたら、Bをする』という型にはめる。これも未来を近づける工夫です。

大事なことは、現代の情報過多をいかにしてシンプルかつ細切れにできるかです。

かの剣豪、宮本武蔵は二天一流という流派を開き、そのメソッドを五輪書に記しました。

ルール無き命懸けの斬り合いでは、常に無限のリスクが隠れております。さぞかし剣術の型も多いのだろうと思いきや、たった五つしかないのです。そのシンプルさたるや凄まじさを感じます。

五輪書の水の巻に『五方ごほうの構えの事』という項目があり、そこには上中下左右の五つの型が記されております。そして かまえ五つよりほかはなし” と喝破しております。この後もっとすごいことに、『有構無構うこうむこうのおしへの事』とうい項目で、 “構えはありて構えはなし” と言うのです。シンプルどころか、最後は無いことになるのです。

現代人が仕事を遊びの感覚に近づけるためには、シンプルだと感じることが大切なのです。そして、人間の脳にシンプルであることを認識させるには、ある程度の工夫鍛錬も必要なのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

『仕事だからしょうがない!』なんて言う人は、人間のことをよくわからない人が、ここ数百年でできた言葉を鵜呑みにし、振り回されているだけなのです。

『釣りはただの遊びなんだから・・・』なんて言う人は、言っている本人のほうがストレスをかかえ、うまく遊べていないはずです。

この記事を読んで少しでも遊ぶことに対する罪悪感が減って、以前よりも釣りに行きやすくなっていただければ幸いです。

ま と め
  • 遊ばない人は不幸になる。
  • 私たちのDNAには『遊び=生きること』とインプットされている。
  • 私たちのDNAは600万年前の狩猟採集民族とほぼ変わらない。
  • 狩猟採集民族にとって、狩り(仕事)と遊びは同じ感覚。
  • 遊びを通してユーモアと遊び心を得る。
  • なるべく好きなことをする。
  • 『仕事』という漢字は江戸時代にできたもの。DNAにその概念はない。
  • 人間は遠い未来を思って生きられない。
  • 長期的な仕事は細かく目標設定し、成果をすぐ感じられるよう工夫する。

今回の話は、根拠のない個人の経験などではなく、科学的根拠や古典からの実例をもとにしているので、かなり信頼性の高い内容となっております。

プロフィールにも書いたとおり、10年以上もの間、私はクレームにさらされてきましたが、釣りから得た遊び心があったからこそ苦難を乗り越えられたのだと思います。

これからも釣りを通して皆さんの得になるような情報を提供していきますので、たま~にこのブログに遊びに来てください♪

本日はお疲れさまでした。